このシステムを使うことにより誰でも簡単に鉄筋コンクリート住宅の施工が可能になります。たとえば力の弱い人でもこのシステムによって施工が可能です。しかも精度が高く精密な躯体に仕上げ、断熱工事・内装工事の大幅な簡略化を実現!従来鉄筋コンクリート住宅を建てる時のような多くの工程と職種を必要とせず、レゴブロックのように組み合わせるだけで、コンクリート型枠ができあがります。ハイブリッドFRP素材でできた、そう、まるでレゴブロックのように簡単なシステムなのです。そしてシステムでは、ベニヤ型枠を必要としないので、熱帯雨林保護にも大いに役立つ、地球環境に優しいシステムなのです。
このシステムでは、独自に開発された超高強度のハイブリッドシステムの特殊FRP製の型枠パネルを使用して型枠を組み立てます。このパネルは女性でも簡単に持ち運びができるほど軽量で10年近い耐久性があり、鉄製の型枠よりも破壊強度において高い性能を持っています。
このシステムは、コンクリート構造体・断熱工事・内装下地工事・修正補修工事等、構造躯体の主な工事を型枠工事の終了と同時に完了してしまいます。従来必要だった多くの工程と職種は不要で、その作業内容、工程管理は誰もが理解できるようにマニュアル化されています。これは、特殊高強度型枠パネルの素材である、軽量で鉄以上の強度を持つFRP素材の研究開発により実現しています。
従来ベニヤ型枠の構造比べて、簡単で単純な型枠構造をしているシステム。実はこの単純さが施工において大きな強みになっています。特殊高強度型枠パネルは、軽くて精度が高いうえに、ワンタッチクリップで留めるだけで組立・解体が素早く簡単にできます。
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ハイブリッドRC工法の工期は、従来ベニヤ型枠によるRC工事の半分以下で、2階建て住宅の躯体を70日程度で完成させることができます。仕上がるコンクリート面は平滑で、構造体は精密なため、従来多かった補修や修正など無駄な作業が不要になりました。構造体そのものの精度を高めることで、施工の簡略化が必然的に進み、ムダを徹底的に排除できました。
前述のように
1.簡単で誰にでも作業ができる、
2.作業内容がマニュアル化されている
という点がしっかりと確立しているため、一人でたくさんの仕事をこなす「システムエンジニア(多能工)」という職種が活躍できます。従来ベニヤ型枠工事では組立が難しかったり、工程が複層していても職種も数多く必要でしたが、躯体工事の場合、システムエンジニアが一人何役も担うことができます。これにより、人件費の削減も進みます。システムエンジニアは研修で施工技術を習得し、施工に携わります。
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